2014-07-23

假屋崎

原宿店には店舗の外壁に備え付けられた
ショーケースがあります。

そのショーケースの中には
数枚の絵が飾られているのだが、
絵だけだとやはり少し寂しい。

僕たちの商品を通りがかりの人たちにも
一番見てもらえる場所、それがショーケース。
だからこそ、
ショーケースの中をもっと華やかにして欲しい・・・。

原宿店スタッフからのそんな切なる願いを聞き
一人の男が立ち上がった。

男だらけの山の手エリアだった時代に
渋谷店のあのウェディングコーナーを彩った男。


彼は正真正銘、ニセモノの華道家である。

彼の手にかかれば
造花たちにさえ生命が宿る。
どんな棚にもたちまち楽園と見まがう世界が広がる。


炎天下の屋外、
人通りの衆目にさらされながらの作業・・・。
しかし、集中力を途切らすことなく
假屋崎の手は動き続けた・・・。

そして、ついにショーケースの中に
一つの楽園が出来上がった。


・・・じつは、最終的に
一緒にシフトインの川口が完成させてくれました!!

「もう山の手エリアは男だけじゃないし、
そっちの方がかわいらしくできるもんね・・・。」

そんな言葉を残し、假屋崎雄太は引退を決意したとか。


假屋崎雄太の最後の作品、
『原宿店のショーケース
〜蝶が舞い花咲き誇るユートピア〜』

原宿に遊びに来た際はぜひご覧下さい。

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