2011-04-07

アーティストメッセージ

先日のテレビの影響、ちょこちょこ耳にします。
いろいろなご感想ありがとうございます!!


放送以降、このブログを見に来て下さる方も
ちょっとですが増えました。


放送ではほんの少ししか映らなかったので、
カリカチュアの魅力はまだまだお伝えできなかったかも
しれませんね。

なのでこの場を借りて、カリカチュアの魅力について
ほんの少しだけ語らせてください。



カリカチュアには、ライブスケッチとスタジオワークが
あります。

前者は、一人10分程度でその場でお描きする
エンターテイメントとしてのカリカチュア。

後者は、じっくりと時間をかけて写真などからお描きする
アートとしてのカリカチュア。

どちらもそのモデルの個性を尊重しユーモアを込めて表現する
という目的は変わりません。


僕はどちらかというと、後者のじっくり時間をかけて
描くカリカチュアのほうが好きです。

モデルの見た目や内面の特徴をよく観察し、細部にまでこだわって
表現する。

一人の人間は一瞬のインスピレーションだけで見抜けるほど
底が浅いわけではありません。

その人と会話をしたり行動を見ていると分かってくる物の考え方の違い
があって、だからこそ人っておもしろいんだと思うんです。



今日、一枚の絵を描きました。

このモデルはカリカチュア・ジャパンのアーティストであり僕の後輩です。

あどけなさの残る目元、ちょっぴり低めの身長、
すごく絵が好きでただひたすらに絵を描いていたい、まさに「少年」です。

沖縄出身の彼は海の色がよく似合います。
まだまだ出来上がった大人ではないので、完全な丸には遠いですが・・・。






人に対しての関心や好奇心が絶対に必要だから
一枚の絵で、こんなにも人に対して迫っていけるんです。

カリカチュアって、なんともエキサイティングなアートでしょう!!


もっともっと人のことを知りたい、そんな気持ちにさせてくれる
のが僕にとってのカリカチュアの最大の魅力です。

  
  

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