2008-07-31

真夏の怪談:稲川淳二が語るカリカチュア

あれは、たしか今日の夕方くらいのことでしたかね・・・。

私はその時も、いつものように東京ドームシティ・ラクーアの4Fで、
いつものように一人での営業に励んでいたわけですね。
そう、その時までは本当にいつもと変わりませんでしたね・・・。
強い陽射しが傾きかけた真夏の夕方でしたね・・・。

ある一組のカップルのお客様が、ブースにスーッと入ってきたんですね。
お二人とも初めてのご利用ということで、私は、
「これはありがたいなぁ。」
などと思いながら、せっせとお描きしていたんですね。

すると、背後に気配を、「背後から誰かに見られているなぁ。」という気配を
感じたんですね・・・。
いつもなら、「好奇心旺盛なお子様かな。」くらいにしか
思わないんですが、その時は違ったんですね・・・。

その私の背後にいた、何者かの気配がスゥーーーッと移動して、
隣のアーティストの椅子に腰かけたんですね。
一人営業だったので、当然、隣の椅子は使われていなかったんですね。
私は、「あぁ、これは中国人のおじさん(※)だ!!」と確信したのですが、
チラッと脇を見ると、なんとそこには・・・。

・・・弊社代表アーティストであり、師匠のKAGEがいたんですね。
「お疲れ様です。」とにこやかに挨拶され、その後、閉店近くまで
二人で営業をしたんですね。
KAGEは最近、店舗巡回を兼ねて各アーティストの隣に入っているんですね。

そして、その日の営業も終わりに近づいたところで、KAGEが私を描いてくれたん
ですが・・・。

これを見た時、全身の毛という毛があわ立ちましたね・・・。
これがその絵なんですが・・・。



よく見てみると、腕のところなんですけどね・・・、


腕のところに・・・、




すごい量の腕毛が、腕毛が強調されていたんです!!!

キャァァァァァーーーーーーーーーーッッッ!!!!


(※).中国人のおじさんはギャラリーの達人です。
   ベストポジシションを心得ています。
   旧正月の時期の風物詩の一つ。

2 件のコメント:

imachan さんのコメント...

恐い話ですね〜ゾクっとしました...

YUTA さんのコメント...

>今さんちぁん
ウホッ、コメントありがとうございます!!
ほんと恐いですよねぇ。
ついこの前までうぶ毛だと思っていたのに、
気づいた時には太く濃くなってるんですから。
腕毛の成長はほんと恐ろしいです・・・。